あなたは
銀行員の残業は多いと思いますか?それとも少ないと思いますか?
銀行の支店は15時閉店のためなんとなく定時で毎日帰れそう
本店部署は深夜まで電気ついているから遅いのでは?
僕の簡単なスペックです。
・年齢:20代後半
・経歴:大学卒業(文系)⇒銀行入社
・所属部署:本社系、ファンドマネージャのサポート業務
結論から話すと、銀行員の残業時間は決して少なくないです。
それでは、銀行員の残業実態について3つのポイントで解説していきます。
① 銀行で残業の多い部署
② 僕の残業実態
③ 銀行の残業が「増える」根本的な理由
目次
① 銀行で残業の多い部署
銀行で残業の多い部署はどこでしょうか?
残業の多さは部署によりまちまちですが、本部系部署が多いです。
本部系部署は仕事の量が非常に多く、ノルマが厳しい部署もあるため必然的に残業が多いです。
また、【20時までには強制退社】といった働き方を部の幹部が打ち出していないと、平気で22時まで残業することもあります。
② 僕の残業実態
僕の平均残業時間(2021年度)
ずばり、法定内時間の残業を含めると、昨年度の平均残業時間は55時間です!
出社と退社の時間は大体こんな感じです。ちなみに、僕の会社は8:50~17:10が定刻の労働時間です。
- 出社時間:8:50ごろ
- 退社時間:早くて19:30ごろ、遅いと22:00ごろ
残業の波
残業時間が増える時期は明確に決まっていて、四半期や年度末です。定例的な仕事が増加し、いつも以上に残業が増加します。
また、新規業務導入などのプロジェクトを担当していると締め切り近くに残業が爆増します。
③ 銀行の残業が「増える」根本的な理由
僕の残業時間を紹介しましたが、多い少ないは業種によりまちまちなので、あなたの残業時間と比較して判断していただけるとよいでしょう。
それでは、銀行の残業が増える理由について分析していきます。
無駄な作業が多い
銀行は働き方改革で昔と比較して残業が少なくなったと言われます。
しかし、IT化・デジタル化の速度は他企業と比較しても遅く、社員の高齢化に伴いそれらを使いこなせる人材が枯渇しています。
その結果、伝統的に行っている紙作業や手作業がそのまま引き継がれ、作業のための作業が増え続けています。
また、銀行は手引書やマニュアルがすべてにおいてきっちり決まっているため、それらを改訂することが手間になり、作業を改善しようと思う気が削がれてしまい、効率化のモチベーションが極めて低くなっています。
例えば、シフト表をエクセル管理していたり、紙を印刷してハンコを押す作業が日常的にあります。
人手不足
次に、人手不足があります。
銀行は組織規模が大きいため、専門的な部署が様々あります。
専門的ゆえに、求められる仕事に対して、一定の成果を出せる人材が限られています。
なので、例えば一人辞めると他の社員へ膨大な負担がのしかかり、残業が増えます。
さらに、現在の30代~40代前半の働き盛りの中堅世代は、就職氷河期+転職が盛んなため、どの部署も人材不足であり、ボリュームゾーンが若手とベテランという構成になっています。
まとめ:部署によるが、銀行員の残業時間は決して少なくない
今回は銀行員の残業実態についてお伝えしました。
部署によりけりですが、銀行員は昇進や人事異動を経験するたびに残業が増えます。
今回は以上です。