銀行ってどうゆうイメージで、どのような人が向いているでしょうか?
就職活動をしている大学生の方や、まだ就活はしていないけどそろそろいろいろな業界見ないとな~と思っているでしょう。
そこで今回は、新卒で銀行入社した20代後半の現役若手銀行員である僕が、スキル、人間関係、精神の3つの面に分解して銀行員に向いている人の特徴を解説していきます!
スキル
正確性
銀行業務は第一に仕事の正確性が大事になります。 理由はお金を取り扱うからです。
例えば、お客様から頂いたお金を無くすなんてことはもってのほかです。銀行なら大丈夫という信頼の元に預けてもらっているため、正確性に欠ける行為は信頼を失います。
お金の取り扱い以外にも、物事の根拠を明確に示すという正確性を求められることもよくあります。
僕も1年目のころはよく「その発言の根拠はなに?」などと詰められたものです笑。
なので、弁論大会やディベート系の活動をしていて根拠に基づいて議論ができる人は向いています。
計算能力
次に計算能力も欠かせないです。お金を取り扱うため、数字を見ることは日常茶飯事です。
しかし、そこまで複雑な計算を使うことはないため、四則演算と2乗ができればだいたいの業務はカバーできます。
計算する癖がついていると、銀行内で幅広い業務に適性ができると言えます。
なので、
金融知識
金融的な知識はあらかじめ知っておくと、仕事をする上でかなり有利です。例えば、学生時代に株式投資をやっていた人や金融系の学問を学んだ人は向いています。
僕は金融知識がほぼ0の状態で銀行入社しました。当初は、会議でほかの人が話している言葉の8割は全く分からなかったです。「投信ってなんだよ?」「稟議ってどうゆう仕組み?」みたいな感じでした笑。
それでも、今は大体の意味を理解した上で発言できているため、知らない言葉は会議後にググって調べれば大丈夫です。
また、銀行員は入社してから取得必須資格が10個以上あり、嫌でも金融知識は身に付きます。
ただし、知っておくと会議や業務理解が早く進み、「知らない」というストレスは減ります。
なので、学生のうちに金融系の資格を取得していた人、金融系を専攻していた人は向いています。
人間関係
同期・同年代との付き合い
同期や同年代とのつながりは銀行員の仕事を行う上で重要です。
なぜなら、他部署へのコンタクトがしやすいからです。
先ほど銀行の採用人数は減少している話を出しましたが、とはいっても同期が大手銀行は400人とか500人くらいは存在し、全国各地に配属されます。
なので、名前も聞いたことない部署の課長とかに連絡する時に知っている先輩や同期がいれば、とりあえずその人を経由することで課長に連絡を取りやすくなります。
そのために、サークルなど同期で集まるイベントに積極的に参加していた人や懇親会などで輪を広げることがうまい人は銀行員に向いています。
精神
責任感が強い
銀行員の仕事は責任重大な仕事が多く、少しのミスでも法律違反になりうることもあります。
なので、どれほどつらい状況でも責任感をもって仕事を完遂することが大事です。
リーダー気質の人や危機意識の高い人はおススメです。
ルーティンワーク好き
銀行は比較的ルーティンワークが多く、定期的に必ず行う事務作業が山ほどあります。
そのような作業を面倒臭がらずに、機械のように飽きずに働ける人は向いています。
なので、淡々と流れ作業ができる人は向いています。
面倒臭がり
「え?」と思った方、面倒臭がりな人は意外と向いているんです。
前項の「ルーティンワーク好き」と正反対のことですが、むしろ面倒臭がりな人のほうが求められています。
面倒臭がりの人は、「面倒なことを簡単に終わらせたいという」意識をいつも持っている人が多いです。
ではなぜ銀行員に向いているのか? それは銀行の面倒くさい業務を効率化する意欲を持つことができるからです。
銀行は無数の無駄な作業が存在します。紙作業、書類の再鑑、印鑑などあげればキリがないです。簡単にまとめると「作業のための作業」が多すぎます。
では、それらを面倒臭がり、「じゃあどうやって簡単に終わらせられるかな」と思考を巡らせる人こそは、各銀行が本当に最も求めている人材です。つまり、業務効率化を実現できる人です。
金融は他業界と比較して、前例踏襲やことなかれ主義の人が多く、IT,デジタルの導入速度が非常に遅いです。
なので、金融は文系・経済学部というイメージがありますが、理系でIT、デジタルの素養がある人のほうが、会社としては重宝する傾向にあります。
まとめ
以上銀行員に向いている人の特徴を紹介していきました。
就職活動の参考にしてもらえたらうれしいです。